
眼の下や鼻唇溝のしわの改善には、手術変わって、フィラー(充填剤)注入が主流なりつつあります。フィラーとしてよく使われている物にコラーゲンとヒアルロン酸があります。
フィラーでしわが取れるのは、皮膚内に注入されたコラーゲンが、しわの谷間になっているところを埋めて、他の皮膚と同じ高さまで盛り上げるからです。
“コラーゲン”という言葉はCMなどで良く耳にしますね。
そのコラーゲンとは蛋白質の一種で、体内に最も多く存在するタンパク質の一種です。体内の水分を除くと、残りの70%がタンパク質で、その3分の1がコラーゲンだといわれています。現在、美容外科、美容皮膚科でしわ取りに使われているコラーゲンは、牛の皮から抽出されています。人間の体内に入っても適応できるように化学的処理されています。
ただ、稀に(約3%)アレルギー反応を起こす人もいますので、本格的な注入を始める前に、目立たないところにテスト用コラーゲンを小量注射して、皮内テストをします。そして、テスト後1ヶ月観察して、アレルギー反応がないとわかったところでしわ取りを開始します。
コラーゲン注入剤には痛み止めが入っていますので、治療中もその後にも痛みはほとんど感じません。注射針も、普通よりもはるかに細いものを使いますので、普通の注射より軽い痛みで済みます。が、細かく何ケ所にも刺すので、痛みに弱い方は御相談下さい。痛み止めのテープを貼ります。
注入したすぐ次の日からメイクもできます。
コラーゲンは体の中にあるタンパク質なので、時間が経つと皮膚に吸収されてしまいますので、効果は永久的ではありません。そのため、再注入が必要です。個人差がありますが、だいたい1年前後です。
コラーゲンは化粧品に入っていたとしても、皮膚に塗布するだけでは一時的なツッパリ感が得られるだけです。コラーゲンは角質に浸透しないので、しわをのばす効果はほとんどありません。
アレルギーがあってコラーゲンが使えない方、狂牛病などが心配でコラーゲンに抵抗のあるかたにはヒアルロン酸の注入も可能です。
ヒアルロン酸はアレルギーテストは不要ですので、どなたでもお受けいただけます。ただ、粒子が大きいので、なじむまでに数日を要し、仕上がりという点ではコラーゲンにやや劣ります。
また、コラーゲンより若干持ちが良いので、価格的には若干安くなります。
しわというのは、ふぞろいな表皮細胞が原因です。毎日顔がいろいろな表情を繰り返すために、長い年月をかけて、表皮細胞たちが変化していきます。
通常はここのところが、たっぷりのコラーゲンなどで満たされています。それが少なくなると、ふぞろいのハリのないデコボコ細胞になります。それがそのままデコボコの表皮になり、シワになるのです。コラーゲンで繰り返し補っていくことで(1年に1回)アイロン効果(しわが伸びた状態にクセがつく)がでてきます。
1年に1度、定期的にコラーゲン注入を行っていれば、しわのないお肌が保てます。 また、目尻・額・眉間などのシワでしたら、ボトックスと併用することで、より良い効果ヒアルロン酸は、顔のどの部分にも注入できますが、眉間や鼻唇溝の折ったようなシワに特に効果がが得られます。
詳しくは医師にご相談下さい。
注射用のコラーゲンやヒアルロン酸は1本づつ、シリンジや注射器にはいっています。
施設によっては、残りを使い回すことにより、1cmいくらという料金設定の施設もあるようです。
コラーゲンもヒアルロン酸も、粘着性の強い物質ですので、感染の危険性は少ないと思われますが、零ではないかもしれないので、当院では、注射器に入ったヒアルロン酸やコラーゲンを1本購入して頂き、余った分は6ヶ月以内の修正に用います。
コラーゲン(1ml) 10万円 ヒアルロン酸(1ml) 6万円(キャンペーン価格)
アレルギー反応の必要がないヒトコラーゲン(コスモダーム)がいよいよ実用化されました。
ヒアルロン酸より、柔らかいコラーゲンはヒアルロン酸よりなじみが良いのが特徴です。
特に、眼の下など、皮膚が柔らかいところには、コラーゲンの方が奇麗に仕上がります。
ところが、牛コラーゲンはアレルギーを起こす可能性があり、テストが必要でした。
コスモダームは、ヒト由来のコラーゲンですので、アレルギーテストが不要です。