ホルモン療法
どんなニキビに効果があるか?
- 弱いか中等度の多毛症を伴う
- おとなになってから始まったか悪化した
- あごひげの領域に限定した炎症を伴うニキビ
- 他の治療法では治らないニキビ
原理
性ホルモン、とくにアンドロゲンがニキビの形成に影響していることは良く知られており、特にジヒドロテストステロン(DHT)が皮脂中のトリグリセリドの産生を促進し、過剰な皮脂の分泌がニキビ形成の原因の一つとなる。またトリグリセリドがアクネ菌の栄養源となり炎症をおこる。
このようなアンドロゲンの影響を抑える治療である抗アンドロゲン療法は、アルドステロンの拮抗薬であるスピロノラクトンを用いる。
治療の流れ
- 初診時
- 血液検査でホルモン量や腎機能を測定する
化膿ニキビにはレーザー治療、コメドにはケミカルピーリングを行う
- 2回目受診
- ホルモン検査の結果をふまえて、スピルノラクトン単独、またはピルと併用で治療を開始する。場合によってはホームピーリングやニキビ外用剤を用いる。
- 2〜3ヶ月後
- ニキビが出来にくくなってくれば、減量期にはいる
- 半年後
- 徐徐に薬を減らし、内服を中止する。跡形が気になれば、トレチノインの治療に移行する
副作用
生理不順は殆どの患者さんでおこります。無月経になれば、生理をおこしてやります。
腎機能は時々チェックの必要があります。